乳がんになりやすい要因はなんでしょうか?


閉経の遅れ、高齢初産、未婚、肥満、特に閉経後の肥満や、長期間(10年以上)のホルモン補充療法、乳がん家族歴などが主な原因です。

乳がんになりやすい要因(高危険因子)として初潮年齢の低下、年齢(40歳以上)、遅い閉経(55歳以上)、高齢初産(30歳以上)、未婚(30歳以上)、肥満、特に閉経後の肥満、乳がん家族歴などが指摘されています。これらの原因の対策としては、女性として生理的に自然なライフサイクル(結婚・出産・授乳)が望まれます。


早期乳がんは、どのようながんなのでしょうか?


元々のしこり以外、他の部位に病気が及んでいないと思われる2cm以下の乳がんのことです。

早期乳がんとは、「腫瘤の大きさが2cm以下で、皮膚病変(皮膚の浮腫、浸潤、潰瘍、衛星皮膚結節)がなく、胸郭固定を認めないもの。かつ転移を思わせるリンパ節を触れず、遠隔転移を認めないもの。また非浸潤がん、パジェット病もこれに含める」と定義されています。


職場復帰をしたいと考えているのですが、いつから始められますか?


仕事の内容や個人差にもよりますが、手術後2カ月ほど経過すれば職場復帰が可能です。

仕事の内容や個人差にも当然関係してきますが、一般的には普通の事務職であれば、手術後1ヵ月ほど経過すれば職場復帰が可能と考えられます。

手術後1カ月で元気に職場復帰される方もいれば、3カ月経過しても体調が優れない方もいます。社会復帰にとって必要なことは、退院後もリハビリテーションをしっかり行ない、生活に対して前向きな姿勢を怠らないことです。また、職場復帰した直後は、患側に負担のかかるような仕事はむくみを生じやすくなるため、できるだけ避けるようにして下さい。
徐々に慣らしていくことが重要です。


子供が欲しいのですが、乳がんは妊娠・出産にも影響があるのでしょうか?


妊娠・出産は術後の補助療法が終わるまで延期し、療法が完了してから主治医にご相談してください。もし、補助療法半ばに妊娠したい場合には薬剤を中止してから妊娠した方が安全です。

乳がんの手術後、「子供が欲しいが、いつ頃から妊娠・出産してもよいのですか?」という女性の質問を受けるケースがよくあります。従来は、乳がんの治療を行なった後の妊娠に関しては予後が悪くなるという懸念があり、慎重な考え方がなされてきました。
 しかし、最近の研究では、統計的にみると乳がんの手術後に妊娠した方の生存率は、乳がんになっていない方の妊娠と比較しても差がみられないという結果が出ています。


集団検診で要精査といわれた場合どうすればよいでしょうか


一般的に言って、乳癌検診で要精査となる人は5%位はいます。そのほとんどは良性のもので、癌と診断される人は全受診者の0.1%くらいです。

マンモグラフィとか超音波は最初から撮る所もあります。最近では触診だけの検診ではなくマンモグラフィを使用した検診が推奨されています。したがって、あなたの場合も癌である可能性は大変低いので、余り心配せずに検診結果を待っていて下さい。自己検診でも、しこりがあれば2cm位になれば素人の人でもたいてい分かります。はっきりしないしこりはまず問題のないしこりです。検診結果がわかってから、つぎの手を考えればよいでしょう。